○2015年2月にダイヤモンド社から刊行された同名書の文庫化。『週刊ダイヤモンド』の連載「デザイン目線タテ・ヨコ・ナナメ」を加筆したもので、カラー写真とともに著者の創作の秘訣が明かされる。
○著者にとってデザインとは「日常のちょっとした出来事を見逃さずに、そこから何らかのアイデアを抽出すること」。本当の課題は、相手の話の「ウラ」にある、「ありそうでなかった」は「ふとした不便」から見つかる、「ボヤッと見」で視点をズラす、既視感も時には「武器」となる、「チマチマメモ術」でアイデアに化学反応を起こす、「光る脇役」から考えてみる、デザインの「正解」は不安と安心の狭間にある、メタファー思考で「例えて伝える」技術--など、クリエイターのみならず、ビジネスピープル全般に参考となる手法が満載。