①21歳男子の自賠責9級認定高次脳機能障害は事故後の意識障害及び頭部画像所見等認められないと発症を否認し、めまい症状の14級9号を認定した ②前件事故で右下肢複合性局所疼痛症候群の診断を受ける40歳女子のバス乗車中転倒事故で左上肢・右下肢複合性局所疼痛症候群発症等による併合4級主張の後遺障害を否認し自賠責同様併合14級頸・腰部痛を認定した ③自賠責併合10級を残す18歳女子には12級相当の5つの後遺障害が併存している等から労働能力喪失率を30%と認定した ④乗用車を運転停止中に追突された44歳男子主張の左肩関節後遺障害は9年前の前件事故での自賠責10級10号の加重障害とは認められないと否認し本件事故による後遺障害の残存も否認した ⑤自転車搭乗中に普通貨物車に衝突され12級13号頭痛又は脳挫傷痕主張の9級10号精神障害を有する22歳男子の後遺障害の残存を否認した ⑥40歳代男子の自賠責12級認定耳鳴は事故前からの難聴が徐々に進行していたため気付かなかった等から本件事故との因果関係を否認した ⑦追突されて14級頸・腰部痛を残す48歳女子会社代表者の休業損害は本件事故により報酬額を減額したとは推認できず休業した事実も認められないと否認した ⑧路外から進入の乗用車に衝突された2人乗り大型自動二輪車に免許取得から1年未満及びタンデムステップ未装着から3割の過失を認定し、危険の不知から同乗者の過失を否認した ⑨車止めがあるような通路からの被告原付自転車の交差点進入を予見することは困難と出合頭衝突された原告自転車の過失を否認した ⑩視力低下等を有する71歳女子自転車の転倒は対向被告自転車とは関係のない理由で転倒した可能性があるとし被告自転車の過失を否認した ⑪ゴルフカートから転落受傷は運転していた被告の過失を7割、クラブを持って同乗し座席バーを完全に掴めなかった原告の過失を3割と認定した ⑫被告車両に追突された原告らの乙損保への直接請求は被告車の運転者が被告とは認められないと直接請求を棄却した ⑬保険金受領歴有するXの供述は信用性を疑わせる事情になる等から駐車場に駐車中のいたずら傷による保険金請求を棄却した