1966年、静岡市清水区で起きたみそ製造会社専務一家の惨殺事件。犯人として逮捕された袴田巖さんの無実を信じ、50年以上にわたり戦い続けてきた姉ひで子さんの物語。第二次世界大戦中に子ども時代を過ごし、戦後は経理の仕事で自立した生活を送っていた。ある日、殺人事件の犯人として弟巖さんが逮捕されてしまう。事件をきっかけに、ひで子さんの人生は大きく変わっていく…。生来の負けず嫌いと明るさで数々の困難を乗り越え、希望を捨てずに生きてきたひで子さんの半生を描く。ジャンルはコミックスでもあり社会・一般でもある。