製缶会社の総務部に勤めつつ、余暇にロックバンドで音楽活動をしている茶谷歩くん。ある日、大株主の実業家が来社するという。音楽をやっている社員に会いたいと訪ねてきた、丸山と名乗る男性は、尻尾をぴんと立てた猫を連れていた!? 猫缶を開ける時の、“音楽的な響き”についての話しが思わぬ方向に逸れ……。学生時代に茶谷が経験した、ヨウムが密室からいなくなった不思議な出来事について説明していると、丸山と猫がまるで会話をするように謎を解いていく――。新たなパートナーを加えて、アロイシャス・ニャン氏の事件簿、第三弾なのだニャ!