生まれてからずっと、この町で暮らしてきたソエ。でもあるとき、戦争のせいで、家族と逃げなければならなくなりました。町を出るまえの晩、ソエはつくえに地図をひろげて、楽しいことがあった場所にしるしをつけてみました。すると……。戦争の哀しさ、理不尽さ、そして小さな希望が切々と描かれる、こころにひびく絵本。