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  • Author三宅香帆
  • Publisher笠間書院
  • ISBN9784305709288
  • Publish Date2020年9月

(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法

読んだほうがいいのは分かってる! わかってるけど読んでもよくわからない! だから読んだふりをしちゃうんだ!
夏目漱石、村上春樹、ドストエフスキー、三島由紀夫、カミュ……。
読んだふりしたくなる、だけど実はよくわからない小説の楽しく読む方法を、注目の若手書評家の著者が解説。
教養のために小説を読みたい。ちょっと面白そうな名作があるから読みたい。
映画の原作になった文学を読んでみよう……と思っても、「忙しい」とあとまわしにしがちな人や、もう読んだふりをしたくない人に、名作小説も古典小説も、ちょっと読み方を変えれば、面白くなる「読む技術」を著者が伝授します。
【目 次】
はじめに
目次
総 論
 1 なぜ小説はわかりづらいのか
 2 テーマとメタファー
 3 小説を読むうえでいちばん大切なこと
あの小説を誰よりも楽しく読む方法
 違和感から読んでいく 『若草物語』(ルイーザ・メイ・オルコット著)
 あらすじを先に読んでおく『カラマーゾフの兄弟』(ドストエフスキー著)
 タイトルに問いかける 『金閣寺』(三島由紀夫著)
 自然を楽しむ 『老人と海』(ヘミングウェイ著)
 前提を楽しむ 『吾輩は猫である』(夏目漱石著)
 多重人格になってみる 『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(サリンジャー著)
 あえてさらっと書かれてあることを察する 『雪国』(川端康成著)
 翻訳は何冊か読み比べて好みにあったものを 『グレート・ギャツビー』(F・スコット・フィッツジェラルド著)
 作者の考え方をたのしむ『ペスト』(カミュ著)
 解説書をたくさん読んでみる『源氏物語』(紫式部著)
 小説のように短歌をたのしむ『サラダ記念日』(俵万智著)
 児童文学はストーリー以外を楽しめる『ピーターパンとウェンディ』(ジェームス・マシュー・バリー著)
 文章を楽しむ『羅生門』(芥川龍之介著)
 妄想をひろげる「眠り」(村上春樹著)
 小さな問いから、大きな問いへ結びつける「亜美ちゃんは美人」(綿矢りさ著)
 小さな問いから、大きな問いへ結びつける(応用編)「お父さんは心配なんだよ」(カフカ著)
 細部のこまかさをたのしむ『うたかたの日々』(ボリス・ヴィアン著)
 語り手を疑ってみる『ドグラ・マグラ』(夢野久作著)
 青年漫画だと思って長い海外文学を読む『ゴリオ爺さん』(バルザック著)
 型を知らないからこそ、面

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