【コロナリスクをいかに扱うか】
・インフルエンザの方が死者が多い
・交通事故の方が死者が多い
こうした事実を突きつけられると、ここ半年余り自粛生活を続けていることに、果たして意味はあるのだろうか、という気になります。
ここで思い起こされるのが、福島の原発事故のときの騒動です。日本人は、2011年当時と、まったく同じ反応をしているように見えます。
とにかく日本人はリスクの捉え方が下手くそで、一面的な情報に踊らされがち。こうした現代日本社会に、リスクの正しい扱い方を示したい、本書は、リスクを冷静に扱えるようになるための論考です。
巻末にはヤマザキマリさんとの対談を収録。