好きな人と一緒にいたい。そんな願いが、息子にも叶えられますように。
息子二人と普段は三人暮らし。単身赴任でなかなか家に帰ってこられない夫も息子たちと仲良し。
だけど、たまにはぶつかることもある。上の子の浩希はもしかしたらゲイかもしれなくて、夫は身近にそんな存在がいるとはつゆとも思わず、不用意な発言をしてしまう。
夫は息子たちが大好きで、傷つけるつもりなんてまったくないのだけれど…。
誰もがただ人を大事に想っているだけなのに、ボタンをかけちがってしまう。でも私は信じたい。
大事に想っていればこそ、きっといつかはお互いちゃんと向き合えるんじゃないかって。
お母さんとお父さんと兄と弟、愛情たっぷりの家族の物語、第3巻です。