「いってきまーす!」元気な声に、「気をつけてねー」と返す。そして、開いたドアのほうを見て、私は目を丸くした。ウソ……、ふつう気づくでしょ!?ドジ過ぎる……。あの子、何も背負わないでどこ行くつもりよ?私はあわてて、あとを追った。当然でしょう?だって、あの子が忘れ物に気づいて戻ってくるなんて、ありえないんだから。――あなたはこのお話にかくされた恐怖の真実に気づける?大人気シリーズ第6巻!※真実は本の中で確認してね。