本書は、私たちの日々の食卓に展開する、あたりまえの現象に、改めて問いを発しつつ、日本の地方、その土地に伝わる生活習俗のさまざまを誌しながら、食事と食器文化の「かたち」を明らかにする。民俗学の俊秀による「器と盛りつけ」の食文化論の試み。