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  • Author中島久枝
  • Publisherポプラ社
  • ISBN9784591168158
  • Publish Date2020年11月

湯島天神坂お宿如月庵へようこそ 十日夜の巻

<プロフィール>
東京生まれ。学習院大学文学部哲学科卒業。フードライターとして活躍中。
『日乃出が走る』で第3回ポプラ社小説新人賞の特別賞を受賞しデビュー。同作で歴史時代作家クラブ賞新人賞ノミネート。
著作に『金メダルのケーキ』『いつかの花』など多数。
<内容紹介>
如月庵は上野広小路から湯島天神に至る坂の途中にあり、知る人ぞ知る小さな宿だが、もてなしは最高。気働きのある部屋係がいて、板前の料理に舌鼓を打って風呂に入れば、旅の疲れも浮世の憂さもきれいに消えてしまうと噂だ。
板前・杉治は、ある日、荷車にひかれそうになった薬種屋の娘を助けた。
名乗らず去ったが、薬種屋が助けた者を探しているらしい。
「自分の身元」が割れたのではないかとおびえる杉治だが――

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