「原初状態」「無知のヴェール」といった道具立てで、正義の二原理を導きだしてみせたロールズ。しかしそれは新たな論争の始まりだった。コミュニタリアンやリバタリアンに応戦し、価値の多元性を許容する「政治的リベラリズム」の構想をわかりやすく解説。