北海道開拓に携わった最初の人々は、何もない未開地へ移住し、どのように生活の基盤をつくりあげていったのだろう――。かつて北海道を切り開いた開拓民たちの暮らしぶりや労苦を、私たちが知る機会は今や激減しています。◇そこで、一般の歴史書ではあまり取り上げられない開拓生活の実像を、長年にわたって北海道開拓史の研究を続けてこられた関秀志先生に教えていただこう、というのが本書のテーマです。◇さらに、面白くてわかりやすい内容にするため、本文は関先生との対話形式にし、図版もふんだんに使用。北海道のルーツに気軽に親しめる、道産子必読の歴史読み物が誕生しました。