復刊の希望が高かった
幻の名作!
「ナルニア国物語」の瀬田貞二が訳した
ほのぼのと楽しい物語。
ある冬の日、なかよしの男の子、
ワイノとイバールが、スキーをはいて出かけ、
帰ってきてみると、
イバールの父さんの馬小屋から、
みょうな鳴き声がしました。
勇気を出して、馬小屋をのぞいてみると、
それは、おなかをすかせた、
かわいそうなヘラジカでした!
アメリカの北の町を舞台に、
町にやってきたヘラジカをめぐって
子どもたちと心優しい大人たちがおりなす、
ほのぼのと楽しい物語。
訳は「ナルニア国物語」「指輪物語」で知られ、
いまもファンの多い、瀬田貞二。
絵は「シナの五にんきょうだい」
「あひるのピンのぼうけん」のクルト・ヴィーゼ。
1970年代に一度出版され、復刊の希望が高かった、幻の1冊。
アメリカ・ミネソタ州で20世紀初めにほんとうにあった出来事をもとに描かれた、心温まる物語。