人間をはじめ生物の命を一瞬で奪うこともある「毒」。しかし私たちはときに、この「毒」に魅了されます。人間が作りだした毒物や化学兵器はともかく、生物が作りだした毒のほとんどは、自分の身を守るために、また効率よくエサを捕るために、長い進化の過程で備えたものだからです。本書では日本をはじめ世界各地に棲息するこれら有毒生物やその毒を使った事件などを、300枚以上の生態写真・関連写真・化学の構造図などで紹介していきます。生物の数と毒の構造図はあわせて250種以上。ぜひこのビジュアル図鑑で、毒の世界に飛び込んでみてください。