冬の朝まだき、カナダに住む6歳の少女は、スクールバスに乗るため、長い道のりをひとりで歩いていきます。森を抜け、牧場を越え、林を通っていく道すがら、少女は歌を歌うことで自らを奮い立たせ、寒さを吹き飛ばします。そして、不安に打ち克った少女が、暖かなスクールバスに乗り込んだ時の表情が、何とも印象的な作品です。