誰もが読みたかった血湧き肉躍る物語、いまここに始まります。
山本一力が初めて挑む歴史大河小説!
幕末日本を救ったのは、たったひとりの貧しい少年だった!
土佐に生まれた作家が渾身の筆で描く、郷土の先達、中浜万次郎ことジョン・マンの奇跡の生涯。
講談社創業100周年記念出版
わずか14歳。寺子屋にも満足に通えなかった貧しい漁師が鎖国日本から身ひとつで漂流。初めて西洋文明(アメリカ)の中で暮らした日本人となり、初めて欧米の高等教育を受けた日本人となり、初めて世界の大洋を巡った日本人となり、ゴールドラッシュのカリフォルニアで金を掘り、唯一、自力で帰国を果たした日本人漂流民となった。帰国から2年後、あのペリー艦隊がやってくる。この男がいなければ、日本は植民地になっていたかもしれない。