• 著者東直子 穂村弘
  • 出版社ふらんす堂
  • ISBN9784781413624
  • 発行2021年2月

短歌遠足帖

そうだ!あの人と短歌を作りに行こう。
どこかに行く。なにかを見る。会話する。歌を詠む。感想を伝えあう。
とてもシンプルなのに、とても奥深い時間。(東 直子)
[ゲスト]岡井隆・朝吹真理子・藤田貴大・萩尾望都・川島明
豪華ゲストと一緒に東京都近郊のいろいろな場所を吟行して、同じように見たものをテーマに歌会をします。
*
同じ場所に行って短歌や俳句などの作品を創作することを、吟行と呼びます。これが楽しいのです。同じ場所、同じ時間を共有しても、人によって記憶の刻まれ方が違います。吟行は、そんな差異を作品を通じて分かち合えるのが楽しく、又、別の人が捉えた言葉を読むことによって、過ぎ去った時間を新しく味わい直せる喜びがあります。東 直子
目の前の風景や出来事をただ眺めているのと、そこから短歌を作ろうと思いながら見るのとでは感覚が違ってきます。自分が〈今ここ〉にいることの意味が変わってくる、とでも云えばいいのでしょうか。短歌の狩人モードになっていると(略)傍目からは上の空に見えるかもしれません。でも、その時、本当は〈今ここ〉で見ているもの聞いているものの奥になんとか潜り込もうともがいているのです。体は紛れもなく〈今ここ〉にいるのに、心は必死に〈今ここ〉を捉えようとする。そんな不思議な感覚です。穂村 弘

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