• Authorせきしろ
  • Publisher集英社
  • ISBN9784087880571
  • Publish Date2021年4月

その落とし物は誰かの形見かもしれない

「妄想脳トレの最終形態」(山里亮太)
落とし物の数だけ物語がある――。軍手・アロンアルフア・靴底・PASMO・象のジョウロ・七夕の短冊・携帯電話のストラップ・ドアプレート・サングラス・伝言メモ・レモン・水菜・トング・ESPカード・VHSのビデオテープ・ハケ・ぬいぐるみ・子ども用バット・松竹錠など、路上で本当に見つけた様々な落とし物をめぐる50の妄想エッセイ集。
【目次】(一部抜粋)
落ちている軍手を数えて歩く
文枝師匠でなければ誰が落としたというのか
記憶のソフトクリームはいつまでも溶けない
ニュートンは万有引力を発見しキティちゃんは身長計測する
ラッキィ池田と象のジョウロのミステリー
カンロ飴が何よりも綺麗だった頃
携帯電話のストラップからは彼女しか思い出さない
鈴木雅之はサングラスを投げ捨てラストスパートするのか?
梶井基次郎はこの本の上にレモンを置いてくれるか?
スタンド看板から情報を得る21世紀
雪の上のVHSビデオテープ
世界滅亡を引き起こす食べかけのアイス
ブラウン管テレビの上は何かを置く場所だった
雪国の落とし物は春に見つかる
落とし物は何かの鍵である
【著者略歴】
せきしろ/1970年、北海道生まれ。作家・俳人。『去年ルノアールで』『海辺の週刊大衆』『1990年、何もないと思っていた私にハガキがあった』『たとえる技術』など著書多数。

>> 続きを表示

Recently borrowed books by this book borrower.

  • 夜は猫といっしょ 3
  • 夜は猫といっしょ 1
  • 「生きててよかった」と言えるように、今日もサプライズを
  • いつも心に猫ちゃんを / 人生のモヤモヤがすっきり晴れる62の習慣
  • 映画を早送りで観る人たち / ファスト映画・ネタバレーコンテンツ消費の現在形
  • 円空を旅する
  • 図書室
  • 断片的なものの社会学
  • ホタルノヒカリ 1
  • 女の園の星 3