"2007年夏、ハワイの航海カヌー『ホクレア』が、ハワイから日本までの約13,000キロの航海を、成功させました。『ホクレア』は、コンパスも海図も使わず、星や波や風などの動きのみを手がかりに海を進むポリネシアの伝統航海術を復活させたカヌーです。“伝統航海術”とはどういうものか。海から訪れることで見つけた海の国、日本の魅力とは何か。ハワイの人々の誇りである『ホクレア』が日本の人びとに残したものは何か…。本書は、唯一の日本人女性クルーとして参加した写真家・内野加奈子氏が自らの写真とともにその航海を綴ったフォト&ドキュメント。沖縄、長崎、広島…そして横浜と、日本の各寄港地で、人びとを熱くさせた歴史的航海の記録です。"