メキシコを代表する女性画家フリーダ・カーロ。 病や障害に苦しみ、時代の荒波に翻弄されつつも、ひとりの女性として、表現者として、 情熱的に生きたことで、現在でも世界中の多くの人々に支持されています。 フリーダが終生を過ごした「青の家」のクローゼットやバスルームは、 没後、固く閉ざされてきました。 没後50年を経て、メキシコ人キュレーターの要請を受け、 写真家の石内都がフリーダ・カーロの遺品を撮影。 色鮮やかな伝統衣装、アクセサリー、化粧品、 病との格闘が偲ばれるコルセット、医薬品など、 思いを宿したものたちとの対話から、時を超えてフリーダの生が蘇ります。