近くの書店で在庫を調べる
  • 著者佐伯泰英
  • 出版社文藝春秋
  • ISBN9784167917012
  • 発行2021年6月

梅花下駄 / 照降町四季 3

文政12年、大火は江戸を焼き尽くした。佳乃と周五郎は、照降町の御神木を守り抜いたとして町の人々に厚く感謝される。焼けてしまった店の再建を待つ間、舟を店に仕立てた「舟商い」は大繁盛し、人々は復興にむけて精いっぱいの知恵を出し合い、助け合う。
吉原の今をときめく花魁・梅花から「花魁道中で履く三枚歯下駄」の制作を託された佳乃は、工夫を凝らして新しい下駄を作りつつ、この大火で命を落とした江戸の人々の鎮魂のための催しを企画する。佳乃と花魁が企てた前代未聞の催しとは――
そんな中、藩の派閥争いから逃れて職人修業をしていた周五郎のもとに、不吉な一報が。
復興のアイデアを出し合う人々の心意気、大店・吉原・職人らが連携して作りあげた、奇跡の風景が心を震わせる。読むほどに元気が出る感動ストーリーが目白押しの第三巻。

>> 続きを表示

この本を借りた人が、最近借りている本

  • 一夜の夢 / 照降町四季 4
  • 己丑の大火 / 照降町四季 2
  • 初詣で / 照降町四季 1
  • 相剋 / 密命・陸奥巴波
  • 大江戸剣花帳 上 / ひぐらし武士道 長編時代小説
  • 大江戸剣花帳 下 / ひぐらし武士道 長編時代小説
  • 奥傳夢千鳥 / 浮世絵宗次日月抄 長編時代小説
  • 日暮坂右肘斬し
  • 汝、薫るが如し 下 新刻改訂版 / 浮世絵宗次日月抄
  • 汝、薫るが如し 上 新刻改訂版 / 浮世絵宗次日月抄