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  • 著者豊岡昭彦 高見澤秀
  • 出版社秀和システム
  • ISBN9784798063812
  • 発行2021年6月

文豪たちの断謝離 / 断り、謝り、離れる

断るとき、謝るとき、離(わか)れるとき…
面倒事は「文豪的に」整理しよう!
完璧に断りつつもフォローを忘れない漱石、
哀切に満ちた謝罪でつい許したくなる太宰、
脅迫に近い手紙を送って妹を困らせた啄木…
文豪たちの名文は現在、あらゆる本に載っており、
青空文庫でも公開されていますが、ただ唯一、
「手紙」だけはハードルが高いままです。
手紙にこそ文豪の本音が書かれている…
読み手の心を揺さぶる名文に触れよう!
しかし、じつは手紙にこそ、
文豪たちの本音が吐露されています。
彼らがしたためた「断謝離」の文言には、
悪口から称賛まで細かく書かれているのです。
面会を拒絶したり、借金について謝ったり、
亡き友に心からの追悼を送ったりと、
知られざる彼らの名文を目にすれば、
ますます彼らを好きになることは間違いありません。
取り上げた文豪は12人!
一癖も二癖もある人たちばかり…
今回は全8章構成で、取り上げた文豪は12人です。
夏目漱石、太宰治、石川啄木、島崎藤村、
有島武郎、佐藤春夫、中原中也、梶井基次郎、
谷崎潤一郎、中島敦、坂口安吾、芥川龍之介…
彼らの「断謝離」に人間関係を円滑に、
かつユニークなものするヒントが詰まっています!
文豪好き・文学好きはもちろん、
面倒くさい人間関係にお困りの方や、
厄介なお客さんがいるという方にも、
ぜひお勧めの1冊です!
【目次】
第一章
断「ふざけるな!」
 単刀直入かつ丁寧にスパっと斬る
 
第二章
謝「死ぬる思ひでございます」
  太宰治が書き連ねた魂の叫び
第三章
謝「すいません、察してください」
  哀れみを書き残して要求を通す
第四章
離「さよなら」
  涙ではなく名文で別れを飾る
第五章
断「やってられません」
 テンション低めに相手の要求を却下
第六章
謝「ご無沙汰して失敬」
  先生、返事が遅れたのはなぜですか?
第七章
謝「ぐうの音も出ない……」
  土下座の何倍も響く本気の謝罪
第八章
離「追悼―師へ、友へ、妻へ」
  文豪たちが送る別れの挨拶

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