ねずみのピウス・ペローシは、ものを集めて歩きます。森へ行けば、ねじれた根っこ、おもしろいかたちの小枝や葉っぱ。海に行けば、貝がら、木ぎれ、キラキラひかるガラスのかけら。町では、かぎ、古い写真、だれにも届かなかった手紙……。ピウスは、これらをだいじに持って帰り……、棚のなかに、だいじにしまっていました。ピウスはこのへやを、「ときめきのへや」とよんでいました。