近くの書店で在庫を調べる
  • Author石田ゆり子
  • Publisher扶桑社
  • ISBN9784594087906
  • Publish Date2021年5月

ハニオ日記 3

渡って点描し続けた
日々の記録。
彼女と動物たちの「なんでもない」毎日。
「日々は続いていく。悲しみも喜びも飲み込んで。
そして今日も朝日は昇るのです」
この本で著者が伝えたかったことは、この言葉に尽きる。
「ハニオ日記」は石田ゆり子が2016年から始めたインスタ
グラムに投稿してきた日々の記録を全3巻にわたりまとめたものです。
ハニオというのは彼女が共に暮らす複数の猫たちの中の一匹である、茶トラの牡猫の名前
です。ハニオの視点から世の中をシュールに見つめた「ハニオ日記」はハッシュタグをつけ
てインスタグラムの中で連載され、多くのファンの心を掴み続けています。(現在も連載中)
「ハニオ日記」というタイトルはそのハッシュタグのみならず石田ゆり子の世界観を代弁
している言葉なのです。著者である石田が本書の中で描きたかったのは目に見えない「時間」
というもの。
「誰にでも平等に流れていく時間というものを描く術は、日々の些細なことを正直に綴っ
ていくしか方法がないのです。わたしが文章を書くのが好きなのは一瞬一瞬の積み重ねだ
けが時間を描き出す手段だと信じているからなのです(著者)」
人間ひとりと「毛だらけの彼ら」との5年間の記録は膨大な量の写真と膨大な量の正直で独
特な文章で綴られています。どこから開いても楽しめる作りになっており、老若男女全ての
皆さんにお勧めしたい。
「どうぞあなたの本棚に末長く置いてあげてください(著者)」。
●石田ゆり子コメント
5年間の日々の記録をまとめたらびっくりするほどの量になり
自分でも驚いています。
この本のテーマは「時間」。
悲しいことも嬉しいことも全てを飲み込んで続いていく
目に見えない「時間」を捕まえたくてわたしはいつも文章を書いています。
(でも時間は絶対に捕まえられない!)
この本は
小さな小さな日々の記録の積み重ねによって形になりました。
私を取り巻く全ての人と愛おしい「毛だらけの彼ら」たちに
心からの感謝と愛をこめて。
そして
この本の印税を全て、
保護犬、保護猫たちのために使うことを決めています。
このことが、私がこの本を作る一番の動機でした。
私と彼らの日々が、保護犬、保護猫たちを少しでも支えるのであれば
こんなに幸せなことはありません。
あなたの本棚に末長く置いていただけますように。
2021年 5月1日 石田ゆり子

>> 続きを表示

Recently borrowed books by this book borrower.

  • 海の百万石 / 銭屋の女たち
  • 奈良のお宿の春日さん
  • 自分の体で実験したい / 命がけの科学者列伝
  • 漢字なりたちブック4年生 / 白川静文字学に学ぶ
  • ねーねー 2023年 06月号
  • おしごとそうだんセンター
  • つまんないつまんない
  • それしかないわけないでしょう
  • このあとどうしちゃおう
  • ハニオ日記 2