労働安全衛生法は難解だといわれていますが、その理由として、条文には何をしなければならないのか具体的に書かれておらず、障害を防止する措置はすべて労働安全衛生規則以下12の規則に規定されており条文の数は膨大になります。規則等の条文を読んでもわからないことは通達に書かれており、そして多数の指針・ガイドラインが策定されているからです。本書は、労働安全衛生法の全体像をご理解いただくために、まず体系について解説し、根拠条文・通達番号を示し、指針・ガイドラインについては、URLを掲載しました。また、実際に寄せられた多くの質問をQ&Aとして紹介し、実務のポイントを少しでもわかりやすくなるよう解説しています。今回2014年の初版発行から7年が経ち法律・省令・ガイドラインなどの多くの改正をふまえ全面的な改定となりました。