カナダ国内で最も権威のある児童文学賞「2020年TDカナダ児童文学賞」と「ケベック書店賞 - ユース部門」を受賞。
時間を超えても結びつきを忘れない人と人の心の強さと温かさ、それと同時に、現代社会が抱える様々な問題を、ジャン・ジャック・サンペを思わせるシャレた軽妙な画風で描き出した傑作絵本!
<ミニ解説とオビ推薦>に宇宙飛行士の山崎直子さん。
<本書のあらすじ>
若いユダヤ人の少年とイスラム教徒の少女がモントリオールの労働者階級地区・マイルエンドの公園で出会います。彼らはお互いに星や星座に深い興味を持っていることを知り、いつの日か科学者や宇宙飛行士になることを夢見て語り合います。
けれど、二人が仲良くなることを親は許しません。親同士は喧嘩をし、女の子一家は引っ越してしまいます。
いつしか大人のなった少年は夢を叶えてNASAで働きますが、彼女のことを忘れられません。
そして、偶然、ある学会で再会します。