今や日本は自前で先端技術の開発に取組まねばならなくなったが、その主管をめぐって霞が関の主導権争いは熾烈だ。また経済摩擦の激化から従来の縦割り行政ではすまなくなってきている。更に国家のあり方自体についても戦後体制の矛盾は大手術を要する。大改造を迫られる日本の未来を官僚達の実態を通して占う。