90代で綴った『九十歳。何がめでたい』がミリオンセラーとなって、ますます注目を集める97歳の人気作家・佐藤愛子さんが、中学生からシルバーまであらゆる世代の「悩み」に答えるという愉快痛快な人生問答エッセイ。2016年・2018年に単行本として刊行された2冊が文庫になりました!
二度の結婚と離婚、莫大な借金など波瀾万丈の人生を潜り抜けてきた作家ならではの、人間への深い考察とユーモアにあふれた回答は読みごたえたっぷり。時に厳しく時に温かい言葉の数々に大笑いしながら、人生についてあらためて考えさせられます。どんな悩みもたちまち吹き飛ぶ一冊です!
【著者プロフィール】
1923年、大阪生まれ。甲南高等女学校卒業。父は作家の佐藤紅緑、兄に詩人のサトウハチローがいる。1969年『戦いすんで日が暮れて』で直木賞受賞。その後、小説のほかエッセイ集や箴言集などでも人気を博してきた。1979年『幸福の絵』で女流文学賞、2000年『血脈』の完成により菊池寛賞、2015年『晩鐘』で紫式部文学賞、2017年春の叙勲で旭日小綬賞を受賞。