武士に襲われている母子を助けた源九郎。後日、その礼を言いにはぐれ長屋を訪れた男、青山弥太郎を見て、源九郎は驚く。彼は鏡新明智流「士学館」で源九郎と剣の腕を競い合った同門だったのだ。青山たっての頼みで、その訳ありの母子をしばらく長屋で匿うことになったが、さらなる魔の手が伸びてくる。大好評シリーズ第三十五弾!