人が地域に期待を抱き、心を開いて集うとき、そこにはさらに多くの人々を引き付ける力が生まれる。地域に潜在するさまざまな可能性を「場」の力へと変え、教育に活かすことができたならば、子どもたちはきっとそれぞれの資質を伸ばし人生を切り開いていけるだろう。本書は、身近なところから学校と地域社会の姿を問い直し、課題と解決の方策について考察する。そして「工夫次第」で誰もが創造的に学べる環境が目の前に広がっていくことを教えてくれる。