作者名、タイトル、序文、レイアウト…テクストを包みつつあらわにし、書物として経験させる、テクストの衣服ともいうべき、これら言語的・非言語的装置=「パラテクスト」。『アルシテクスト序説』、『パランプセスト』に続き、超テクスト性考察の掉尾を飾る、文学研究の硯学による渾身の大作。