近くの書店で在庫を調べる
  • 著者養老孟司
  • 出版社祥伝社
  • ISBN9784396617639
  • 発行2023年2月

ものがわかるということ

考えても答えは出ません。
それでも考え続けます。
自分を自由にしてくれる
養老流ものの見方、考え方。
「わかる」とはどういうことなのか、それが「わからない」。
じゃあ説明してみましょうか、ということでこの本が始まりました。
それなら私が「わかるとはどういうことか」わかっているのかと言えば、
「わかっていない」。「わかって」いなくても、説明ならできます。
訊かれた以上は、何か答えるというのが、教師の抜きがたい癖なのです。(本文より)
学ぶことは「わかる」の基礎になる
考えることが自分を育てる
ものがわかるとは、理解するとはどのような状態のことを指すのでしょうか。
養老先生は子供の頃から「考えること」について意識的で、一つのことについて
ずっと考える癖があったことで、次第に物事を考え理解する力を身につけてきたそうです。
養老先生が自然や解剖の世界に触れ学んだこと、ものの見方や考え方について、
脳と心の関係、意識の捉え方について解説した一冊。
八十歳の半ばを超えるまで、私は自然と呼ばれる世界を理解したかった。
若いときから、そのままでいるだけですね。
トガリネズミもゾウムシも容易に「わかる」相手ではないと思います。
本当にわかるとすれば、共鳴しかないでしょうね。
今でもそう思います。(「あとがき」より)

>> 続きを表示

この本を借りた人が、最近借りている本

  • 板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh
  • 笑う回文教室 / アタマを回してことばであそぼう
  • ヘタレ人類学者、沙漠をゆく / 僕はゆらいで、少しだけ自由になった。
  • 世にもあいまいなことばの秘密
  • 老いの品格 / 品よく、賢く、おもしろく
  • こころ
  • 利己的な遺伝子 利他的な脳
  • 時間はどこから来て、なぜ流れるのか? / 最新物理学が解く時空・宇宙・意識の「謎」
  • 自分とか、ないから。 教養としての東洋哲学
  • 老いの贅沢