いきいきと毎日を過ごし、なじみの仲間もいるあたたかな居場所。
ケアする・されるという関係を超えて、みんなが「ともに生きる」ことができるホーム。
地域や社会とつながり、生きがいを感じられる活動の場。
最期までやさしさに包まれながら、人生をまっとうできる場所。
本書では、そのような「ともに生きる」ホームを実現されている方々にインタビューし、ケアと場づくりにおいて大切な共通のパターンを30個の「ことば」に抽出しました。それらが提示するのは、実際の取り組みで参考になる、実践のあり方とその背後にある考え方です。本書ではこれを用いた研修等についても具体的な方法と体験者の声を紹介しています。
本書は高齢者向けホームをつくり運営する人や、ケアに従事する人の視点に立って書かれていますが、これらの「ことば」はケアの本質に迫るものですので、障がいのある方のケアや子育て、教育などさまざまなケアにも活かすことができます。