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  • Author井上智洋
  • Publisher日経BPM(日本経済新聞出版本部)
  • ISBN9784532240196
  • Publish Date2022年2月

純粋機械化経済 上 / 頭脳資本主義と日本の没落

AIがもたらす人類の変化に、世界は震撼する。
AIの普及が生み出す純粋機械化経済。我々はこれから劇的な変化を目撃する--。歴史・技術・思想など多角的な視点から未来を問う。
 ベストセラー『人工知能と経済の未来』の著者による力作、『純粋機械化経済』を、上下刊に分けてビジネス人文庫化します。
 2030 年頃にAI は、人間と同等になったり人間を超えたりはしないものの、人間の知的振る舞いをぎこちまねる程度には進歩している可能性があります。人間の知性に近いそのようなAI を手にしたものが、次世代の経済的覇権や政治的覇権を手にすることになるのです。
 それゆえ、AI の進歩の遅れている日本のような国は没落し、進んでいる中国のような国は飛躍的に経済力や軍事力を伸ばして、覇権国家となるでしょう。AI 時代に世界は大きく分岐するのです。
 本書は、AI が持つ暴力的なまでの巨大な力の正体とそれが一体どんな便益や害悪をもたらすのかを明らかにします。
 上巻では、本書を読み進めるのに必要な基本的な知識を提供。AIがどのような技術でどこまで人間の知的振る舞いを真似ることができるのかについて検討します。さらに、AIがどのように人々の雇用を奪ったり、格差を拡大させるのかを論じます。

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