「シンプルな生き方」を具体的に示し、フランスを中心に世界中に信奉者を増やしているドミニック・ローホーさんが、初めて自らの家をとおして幸福になる住まい方を教えます。
ローホーさんはパリの住まいを、ブルジュアの屋敷だった建物の屋根裏部屋にしました。
家が大きいから幸福というのは幻想です。大きな家でエネルギーを消耗するより、小さな住まいで持ちものも少なく幸せ多く暮らしたいもの。そのためのシックなインテリアの工夫も具体的に伝授しています。
小さな部屋がもたらすものは、自由、心の安らぎ、自らのエネルギーの充電……。精神の豊かさだけでなく、経済面や時間の束縛からも解放されます。
たとえば、「分相応」をあえて格下げした生活もひとつの選択です。将来への不安感を払うきっかけにもなるでしょう。何か足りないという悩みや不安が減り、時間にゆとりももてるのです。
小さな暮らしでの自立した生活が、友情、恋愛、家族といった人間関係をより深め、孤独さえ豊かなものにできるでしょう。
小さな暮らし方を選んだ人は、自分の生き方に満足できるとともに、向上心や謙虚さ、控えめな姿勢を尊ぶ心が生じます。
そんな、小さな美しい暮らしをどのように手にし、それを磨き愉しむか、本書で知ることができるのです。