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  • Authorミノーシュ・シャフィク 森内薫
  • Publisher東洋経済新報社
  • ISBN9784492315415
  • Publish Date2022年4月

21世紀の社会契約

生きづらさ、働きにくさ、地球の危機……
世界を刷新する新しい社会の礎。
マイケル・サンデルほか絶賛!
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの学長を務める、
今、もっとも影響力のある女性経済学者が、「社会契約」という視点で世界を読み解く!
人間は意識するしないにもかかわらず、社会契約のもとに毎日を生きている。
パートナーや家族、隣人、雇い主、同僚など、あらゆる関係の根底には、
お互いにサポートを必要とし、サポートを提供するという、社会契約がある。
社会契約は、過去の世代と未来の世代をつなげる義務や責任の入り組んだウェブなのだ。
壮年期に働いて社会に貢献することを期待され、その対価として、幼年期には教育を施され、
老年期には年金や医療を与えられてきたのも、そういった社会契約のひとつである。
しかし、グローバリゼーションとテクノロジーの進展、人口構成の変化によって、
そのような社会契約のあり方が壊れてきている。
20世期の社会契約のあり方のままだと、若年の負担は増し、子育ての労苦は増え、
女性は不幸なままで、老人は学ぶ機会を与えられることがない。
ポピュリズムの台頭やグローバル化への反動、女性の働きにくさの問題や、
若者が地球環境のために声を上げるのも、すべて20世紀型の社会契約が機能不全を起こしているからなのだ。
本書は、これらの問題は世界各国共通のものであり、今こそ21世期にふさわしい、
公平で持続可能な社会を実現する新しい社会契約を構築しなければならないと主張するものである。
より良い社会を築くための枠組みを提示する、全世代必読の希望の書!

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