発禁作家になった。「何も変な事も書いていない」「自分が女である事を、医学、科学、唯物論、現実を守るために書いた」 多くの校閲を経て現行法遵守の元で書かれた難病、貧乏、裁判、糾弾の身辺報告。「群像」「季刊文科」に掲載された作品を中心に再構築。書き下ろし作品「ハイパーカレンダー1984」のほか、著者自身による自作解説なども随所に盛り込む。