強突く張りと悪名高い「死の森の魔女」。 その正体はお人好しで酒好きな年若い魔女リコリスだ。 ある日、国王ディルストから依頼を受ける。国内で若い女性ばかりが眠りから目覚めない怪事件が起きているらしい。 リコリスは王兄ゼルクトラ、使い魔ノアとともに調査を開始する。 けれどゼルクトラの冷酷な一面を見て、二人の関係に溝ができてしまう。 さらにラナンキュラスに攫われて、リコリスはどこかの屋敷に閉じ込められて――「別に私は強くないわ」ウィッチ・カプリチオ・ファンタジー、待望の第三巻。