89年11月、国連で「子どもの権利条約」が採択された。いま世界の子どもたちの受難の時代-地球汚染、核の脅威、貧困-大人たちが追求してきた経済性原理が、子どもたちから生き生きした人間性、子ども心を奮いとってしまった。新しいもう一つの生き方を選択せよとの子どもたちの願いを、条約の内容として読み抜いていこう。