マンガを「芸術」にした人、82歳にして奇跡の初海外。いま、世界がようやく「つげ義春」を発見しつつある。その象徴が、作家本人も出席した、アングレーム国際漫画祭での授賞式に他ならない。事前には関係者さえ半信半疑だった現地入りの全旅程に密着。さらに「李さん一家」「もっきり屋の少女」など、7篇の原画を初めて全頁掲載。あらたなる「つげ義春」体験を、この一冊で。