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  • Author鳥海不二夫 山本龍彦
  • Publisher日経BP
  • ISBN9784296114337
  • Publish Date2022年7月

デジタル空間とどう向き合うか / 情報的健康の実現をめざして

炎上、分断、誘導、中毒―― いまネット上で何が起きているのか?
アテンション・エコノミー(関心を競う経済)にさらされている私たちは、
ネット世界とどう折り合いをつけるべきか?

見たい情報しか見なくなる。自己決定しているつもりが、他者決定になる。「分断」や「極化」が加速する――。
インターネットは利便性を高める一方で、知らず知らずのうちに私たちの「健康」を蝕んでいます。
気鋭の計算社会科学者と憲法学者が、デジタル空間に潜む様々な問題点を指摘、解決への糸口を探ります。
私たちは日々影響力を増すデジタル情報空間とどう折り合いをつけていくべきなのか。気鋭の計算社会科学者と憲法学者による緊急コラボレーション企画。
○インターネットによるデジタル空間は、私たちの生活になくてはならない存在となっている。一方で、フェイクニュースやデマの氾濫、プライバシー漏洩、炎上やハラスメントをはじめ、まったく新しい、かつ困難な課題を投げかけている。ネット上の膨大な情報は、人間の脳の処理能力を超えてしまい、自分の見たい情報しか見なくなる「フィルターバブル」「エコーチェンバー」といった弊害も生まれている。社会の分断を加速し、個人の尊重や自由、民主主義など、憲法が要請する原理原則を脅かす喫緊の問題でもある。
○技術進歩がもたらす便益を享受しつつ、健全な情報空間をどう再構築するか。情報中毒に陥らず、「情報的健康」を実現するために、メディアやプラットフォーム運営者、情報の出し手や受け手、政府や企業は何をすべきなのか。
○本書は、SNS上の「バズり」や「炎上」を分析してきた計算社会科学者の鳥海不二夫氏と、情報社会における人権や自由の問題を考察してきた憲法学者の山本龍彦氏が、デジタル情報空間がもたらすさまざまな課題を論じる。

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