心配性で繊細な人ほど、「失敗したらどうしよう…」と、思い悩んでなかなか一歩を踏み出せないことがあります。
しかし、不安や心配事のほとんどは妄想にすぎません。まだ起きてもいないことに心がとらわれているだけです。
できれば、失敗したくない。誰もがそう思うのは当然のこと。でも、生きている間に一度も失敗しないという人はいません。
むしろ、失敗を重ねただけ人は成長していきます。人生に失敗はあるけれど、失敗した人生などないのです。
たとえしくじったとしても、命まで取られるわけではありません。そう、開き直ってまずは行動することが大事です。
「禅即行動」という言葉があるように、禅の基本は「体を動かすこと」です。あれこれ心配する前に、考えずに行動するのです。
「どうにかなるさ」と開き直って前に進めば、失敗しても必ず道は開け、誰にでもチャンスは巡ってきます。
本書は、開き直ることで、自由に、軽やかに人生を楽しむ禅の教えが詰まった著者渾身の一冊です。