皇尊と縁(えにし)を交わした、わたしこそが王になる! 央(ひさし)大(だい)地(ち)の八洲の一つ、反封(たんのほう)洲(しゅう)国主の長子・伴(ともの)有間(ありま)。冤罪により母と共に深い大地の亀裂へと落とされ、尊厳を踏みにじられて生き延びた壮絶な過去を持つ。ようやく救い出され臣下から信頼を得るも、父からは再び亡き者とされ、次期国主の座を義弟に奪われそうになる。だが龍(たつ)ノ原(はら)より帰国した有間は、皇尊より賜った書札を携え戦へ。復讐の鬼と化した男の壮絶なる国盗りが幕を開ける!