大企業の権威、立地、所属意識……。
すべてがなくなったいま、「優秀な社員」をつなぎ止めるために組織が行うべきことは何か?
「4つの指標」で徹底解説!
コロナにより、行動様式が一気に多様化した。通勤などの「当たり前」が崩壊するなかで、組織の役割は大きく変わった。もはや会社というものは、ブランド名では推し量れなくなり、所属意識も大きく低下した。会社や仕事そのものが大きく意味を変え、個人ごとに多様な選択肢と捉え方が生まれた。
だからこそ、組織が社員に対して「幸せな経験」をプロデュースしていくことこそが、社員を繋ぎとめ、動機づけるのに必要となる。
そのためには、オフィスのあり方、マネジメントのあり方、教育のあり方など、大きく見直さなければならない。本書は現場のマネジャーや経営層、人事担当者に向けて、部下・社員のエンゲージメントやモチベーションの低下、退職を防ぐためにどのようなことができるのかを事例をもとに解説。ウェルビーイングを実現するために最大のポイントとなる「社員の幸福度」に焦点を当て、4つの観点で分析した。
【新時代の組織・個人にとって重要な4つの指標】
仕事:没入感のある価値を感じられる仕事
人:敬意を持ち、学びや刺激を得られる上司・同僚
共同体:共感する方向性があり、仲間意識や所属実感を持てるつながり
生活:家庭・趣味・リラックスした居場所など、人生を充足している実感