過疎化が進む山里。しかしここには、鉄人のような90代の元気な高齢者がたくさんいた──。88年、1日も欠かさず日記を書く。和紙づくり、鍛冶など職人技を守り続ける。99歳で毎日、自身の商店に立ち、仕入れから販売まですべて一人でこなす。軽々と木に登り、チェーンソーで枝を切る。山中の「ぽつんと一軒家」で丁寧な暮らしを営む。笑顔で毎日デイサービスに通い、黙々と読書と塗り絵に集中する……。登場するのは、7人のおじいさま・おばあさま。その元気の源はどこにあるのか。7人7様の人生を紐解きながら、その謎に迫る。「人生100年時代」の希望の書。