• Author東畑開人
  • Publisher筑摩書房
  • ISBN9784480075093
  • Publish Date2022年10月

聞く技術聞いてもらう技術

「聞かれることで、ひとは変わる」
カウンセラーが教える、コミュニケーションの基本にして奥義。読んですぐに実践できる、革新的な一冊。
第19回大佛次郎論壇賞、紀伊國屋じんぶん大賞2020 W受賞
『居るのはつらいよ』の東畑開人、待望の新書第一作!

聞かれることで、ひとは変わる――。
カウンセラーが教える、コミュニケーションの基本にして奥義。
「聞く」は声が耳に入ってくることで、「聴く」は声に耳を傾けること――。「聴く」のほうがむずかしそうに見えて、実は「聞く」ほうがむずかしい。「聞く」の不全が社会を覆ういまこそ「聞く」を再起動しなければならない。そのためには、それを支える「聞いてもらう」との循環が必要だ。小手先の技術から本質まで、読んだそばからコミュニケーションが変わる、革新的な一冊。

「「聞いてもらう技術」? ふしぎな言葉に聞こえるかもしれません。その感覚をぜひ覚えておいてください。このふしぎさこそが、「聞く」のふしぎさであり、そして「聞く」に宿る深い力であって、この本でこれから解き明かしていく謎であるからです。」(本文より)


世の中にはたくさんの素晴らしい「聞く技術」本があるわけですが、心理士としてひとつだけ不満がありました。「聞く技術」を必要としているときほど、実は技術なんか使っている余裕がないことです。
たとえば、パートナーや家族、同僚などの身近な人間関係で揉めているとき、あるいは政治や社会課題をめぐって敵と味方が二分されるとき、本当は対話が必要なときこそ、僕らの「聞く」は不全に陥ります。相手の話を聞いていられなくなる。
そういうとき、必要なのは、「聞く技術」ではなく「聞いてもらう技術」です。僕らが話を聞けなくなるのは、僕ら自身の話を聞いてもらえていないときだと思うからです。
「聞く」はふしぎです。聞くための小手先の技術から、聞いてもらうことに備わる深いちからまで、20年近い臨床経験から学んだことを、すべて書いてみました。
――東畑開人

>> 続きを表示

Recently borrowed books by this book borrower.

  • 答えを急がない勇気 / ネガティブ・ケイパビリティのススメ
  • おつかれ、今日の私。
  • ものは言いよう
  • 手紙屋 / 僕の就職活動を変えた十通の手紙
  • 難民高校生 / 絶望社会を生き抜く「私たち」のリアル
  • 言葉の温度
  • だめをだいじょぶにしていく日々だよ
  • 夫のちんぽが入らない
  • シッダールタ 改版
  • 木村式ラクラク家庭菜園 / 手間をかけなくても野菜は育つ