ねこへの愛情を表現した石津ちひろさんのことばが15編。それにフジコ・ヘミングさんが心温まる絵で応えました。早口ことばあり、韻を踏んだ詩がありと、ねこについて存分に楽しんでいただけます。特にタイトルにもなった「ねことワルツを」は、幼き日のフジコさんがお父さんとワルツを踊る喜びと、その後の別れの哀しみを詠んだ詩で、胸に迫るものがあります。