本書ではまず始めに符号を定義し、クラフトの不等式とマクミランの不等式、ハフマン符号などを述べた後、エントロピーを導入し、シャノンの基本定理へと続く。さらに、通信路の理論から、符号理論の詳述に入り、誤り訂正符号理論の一般論、そして最後に線形符号が記述される。数学的にも厳密に書かれた情報科学の入門書。