日本の切手をつくるのは、たった8人のデザイナーたち。
はじめて本になる、彼らの物語。
ひとりの作家が日本郵便のドアを叩き、丁寧な取材から導き出した、切手デザイナーたちの想いと仕事。
切手やデザイン、印刷、紙ものが好きな人は必読です。
一見すると、遠い存在にも思える珍しい職業ですが、その働く姿には多くの人が共感できるストーリーが詰まっています。
毎日仕事と向き合う、すべての働く人に贈る1冊です。
【内容紹介】
玉木明
1000種以上の切手をつくり続ける切手・葉書室課長
中丸ひとみ
日本郵便のキャラクター「ぽすくま」の生みの親
貝淵純子
普通切手の「あの絵」の描き手
星山理佳
アイデア×印刷加工を切手にしのばせて
丸山 智
郵趣家が好む、渋い題材のエキスパート
山田泰子
誰よりも手紙に近い、元郵便局員のデザイナー
楠田祐士
美術を愛してやまない若き仕事人
吉川亜有美
前職は化粧品会社。切手に新たな風を吹き込む
<コラム>
切手制作の流れ/切手のいろいろ①(切手の種類・印刷会社)/切手のいろいろ②(色のしくみ・用紙と目打ち)/切手の印刷のしくみ/切手デザイナーの机